あめんぼプロジェクト…そのはじまりは群馬県桐生市を拠点に様々な分野にデザイン、グラフィックアートを提供する金子義弘氏と「りんたろう」の協業(震災復興チャリティTシャツの制作や地元企業とのデザインコラボレーション)などをきっかけに名付けられたアートプロジェクトのことです。
ある日の寄り合いでの氏のひと言…「おもしろければ何でもOKなんですよ!」何気ないその言葉は、私たちのあいだに横たわる様々な【障害】を〈まずは彼らの作るものを面白がってみよう!デザインでおもしろいものを作ってみよう!〉という氏のやわらかなスタンスを共有することで進む先にひとつ、道筋が示されたようでした。
あめんぼ作家の作る独創的な世界に触発され、彼らの家族やデザイナーや様々な分野のお店屋さん、美術、工芸作家のみなさんとが力を合わせて作り上げるデザイン製品には、この『あめんぼ(WATER STRIDER)』のロゴマークが付されています。
障害者芸術支援活動
「障害者」といわれる人たちの「表現活動」や「作品」は小さな子どもの落書きのような描線であったり、彼らや身近な家族にとっては何の変哲もない日常の行為であったり、ガラクタのような工作物だったりと、一見、奇妙で、理解不能な?ものかもしれません…
しかし、かれらの生み出す「作品」は、ふと、他所のだれかが通りすがりに、ふだんとは違った角度から何気なく、見たり、触れられることで、思いもよらないような、心揺さぶられるような《アート》にがらりと姿を変えてしまいます。
私たち 『あめんぼ』はかれらの「表現」や「アート」の楽しさをたくさんの人々に触れていただくため〈作品との出会いの“ 場 ”づくりのための企画展の開催〉や、また彼らの創り出すユニークな「作品」を魅力あるデザインリソースとして、彼らの社会的・経済的自立のため、また、地場産業の振興に役立てられるよう〈アート作品をモチーフにしたオリジナル製品の制作・販売〉を事業者さんや地域のデザイナーさんたちの力とともに取り組んでいます。